ナイトブラの効果にはどんなものがあるの?
ナイトブラを着用すると、美しいバストを目指す上でいろいろな効果が期待できます。
ここでは、ナイトブラをつけることで期待できる効果と、メリット・デメリットについて解説していきます。
最後まで読んで理想の体系を手に入れましょう!
ナイトブラの効果と必要性
まずはナイトブラの効果と必要性について説明していきます。
バストケアなど何もしなければ、年齢とともに徐々にバストが垂れていってしまいます。
これは自然の流れなのでいたし方ないと言えばそれまでなのですが、できればいつまでもツンと上向きのバストを保ちたいですよね。
ナイトブラを使用することで、このバストの垂れを防ぐことができるのです。
バストの垂れの原因はクーパー靭帯の伸び
そもそもなぜバストが垂れてしまうのか、その原因は「クーパー靭帯」の伸びにあります。
「クーパー靭帯」というのは鎖骨の下あたりから上胸部にある組織で、おっぱいを上から引っ張って支えています。
『天然のブラジャー』とも呼ばれる大切な組織です。
もしこの「クーパー靭帯」がなければ、おっぱいは自分の重さを支えることができず、バストの輪郭すらなくなってしまいます。
この「クーパー靭帯」は妊娠による乳腺の発達や、体重の増減、加齢などで伸びて損傷していきます。
そして恐ろしいことに、この「クーパー靭帯」は一度伸びたら二度と元の状態に戻ってはくれません。
つまり、「クーパー靭帯」をいかに伸ばさず損傷させないか、ということが美しいバストを保つための鍵なんです。
ナイトブラの原理と特徴
さて、この「クーパー靭帯」、バストの重みがもろにかかる日中だけでなく、夜寝ている間にも損傷させてしまっているんです。
もしノーブラで寝るとすると、横向きのときはもちろん、上向きの時もバストは自らの重みで横に流れ「クーパー靭帯」を引っ張ります。
寝返りを打てばそのたびにいろいろな方向に「クーパー靭帯」が伸ばされていくことになります。
日中であればブラジャーがバストの重さを支えてくれますから、むしろ夜寝ている間の方が「クーパー靭帯」を伸ばしてしまう可能性が高いとも言えます。
ナイトブラは、バストが横に流れることを防ぎ、寝ている間のバストの動きを最小限にとどめることで、夜寝ている間にかかる「クーパー靭帯」への負荷を軽減してくれるというわけです。
そしてそのための工夫がナイトブラにはちりばめられているんです。
そう考えると、いつまでも美しいバストを保つためにナイトブラを付ける、というのはごく当たり前のことなんですね。
「即効性あり?」効果が出るまでの期間
「ナイトブラはすぐに効果が出るのか?」
美しいバストにあこがれる私たちにとってはとっても気になる疑問ですが、こうして考えると、ナイトブラの即効性というのはまったく重要なことではないと気付きます。
そもそもナイトブラは、バストアップ効果など狙って攻めるための「武器」ではなく、「クーパー靭帯」を守るための「防具」なんです。
ただ、この「バストの形を守る、整える」という効果に付随して、他にもいろいろなプラスの効果が現れます。
バストアップ効果もそのうちの一つ。
つまり、バストアップ効果はナイトブラの副作用として発現するものなんです。
ナイトブラの効果とメリット
ナイトブラを着用することで期待できる効果には大きく4つあります。
- バストの形を整える効果
- 血行促進効果
- 睡眠の質の向上効果
- 猫背の矯正効果
- バストアップ効果
ナイトブラを使用する大きな目的は、1番目のバストの形を整えるためですが、ナイトブラの効果はそれだけにとどまらないということです。
バストの形を整える補正・矯正効果
ナイトブラのメインの効果となるのがバストの形を整える補正矯正効果です。
昼間は上半身を起こしていることが多いので胸の重さはほとんど下方向にしかかかりません。
なのでブラジャーは下から胸の重みを支えられれば良いのです。
ところが夜寝ている間というのは、寝返りを打つなどの体の動きに合わせてバストは意外なほどいろいろな方向に動くため、バストをしっかりととどめておくには全方向からバストを支えてあげる必要があるんです。
ナイトブラはそんな夜寝ている間のバストの動きに対応した設計がされています。
おっぱいをしっかり温める血行促進効果
ナイトブラを着用すると上半身が引っ張られるように姿勢がよくなります。
厳密に言うと、「素材の伸縮性で引っ張られるために姿勢を意識するようになる」ということです。
その結果、姿勢がよくなることで血行が促進されます。
また、猫背をなおすためにに使用する猫背改善ベルトのようなものがありますが、そういった補助用品を装着して強制的に姿勢を正している場合でも、今までさぼり気味だった姿勢保持のための筋肉が使用されるようになり、筋肉痛が引き起こされることがあります。
ナイトブラの場合は大胸筋や背中の筋肉が筋肉痛になることが多いです。
筋肉が使われれば血流も促されて周辺の体温が温まってきます。
これがナイトブラを付けるとおっぱいが温まるメカニズム。
おっぱいが温まりリンパや血液の流れも良い状態は、栄養やホルモンも豊富に供給される状態。
このようにぴったりフィットしたナイトブラを着用することで、バストアップのために非常に良い環境が整います。
冷えは万病のもと。
血行が良くなることで訪れるメリットはバストに関することだけにとどまりません。
睡眠の質の向上
血行が促進されることによって睡眠の質が向上します。
睡眠の質が向上すると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌も活発になりホルモンバランスも整ってきます。
これらの女性ホルモンは乳腺の発達に深く関与していて、この2つのホルモンのバランスが整うことはバストアップには不可欠な条件だったりもします。
猫背の矯正
血行促進効果のところでも触れましたが、ナイトブラを付けることで姿勢が整い猫背の矯正を助けてくれます。
背中を伸ばして胸を張るだけでも外見的にバストアップしたように見えたりもします。
それだけでなく、正しい姿勢をとることで血行も良くなり肩こりなども改善されます。
バストアップ効果
このようにバスト周辺の血行が良くなり、睡眠の質が良くなり、女性ホルモンのバランスが良くなった状態は、バストアップに適した環境が整った状態でもあります。
ナイトブラだけでなく
- マッサージ
- バストアップクリーム
- ストレッチ
- エクササイズ
- バストアップサプリ
- 食事改善
- 生活習慣改善
- エステサロン
などとうまく組み合わせて行うことで、念願のバストアップを達成できる可能性が高まります。
ナイトブラの効果とメリットまとめ
この様にナイトブラを着用することで、直接的ではないにしろ間接的に
- バストの形を整える効果
- 血行促進効果
- 睡眠の質の向上効果
- 猫背の矯正効果
- バストアップ効果
などが期待できます。
と言っても、ナイトブラのいちばん重要な役割は、クーパー靭帯を伸びや損傷から守ること。
そのためにもサイズのピッタリ合ったものを選ぶことが重要です。
ナイトブラのデメリット・欠点
ナイトブラを付けることには色々な利点があることがわかりました。
一方で
「ナイトブラなんて意味ないよ」
「ナイトブラにはバストアップ効果はない」
なんて声があるのも事実。
ナイトブラのデメリットや欠点について一つ一つ検証していきましょう。
ナイトブラにはバストアップ効果はない?
美を追求する女性であれば、誰でもふわふわバストに憧れますよね。
そこで気になるバストアップ効果ですが、残念ながらナイトブラには胸を大きくする直接的な効果はありません。
もちろん着用している間は、脇肉や背中の肉を寄せて集めてホールドするのでバストアップしたように盛った状態にはなりますけど…
着用することで胸が大きくなる環境が整います
ナイトブラには、姿勢を正してバスト周辺の血行を良くするなど、二次的にバストアップに適した環境を整える作用があります。
つまり間接的なバストアップ効果が期待できるということです。
ナイトブラを着ける → バストの形を整える
ナイトブラを着ける → クーパー靭帯を守る
といったメインの効果の他に
ナイトブラを着ける
→ 姿勢がよくなるように意識する
→ 姿勢を保持する筋肉が使われる
→ 血行が良くなる
→ 睡眠の質が良くなる
→ 女性ホルモンのバランスが整う
という流れで、バストアップのための環境が整って行き、バストアップが期待できるようになります。
バストアップにとって良い環境を作っていくために、ナイトブラを着けるだけでなく、規則正しい生活、適度な運動など生活習慣にも気を付けましょう。
ナイトブラは貧乳には意味ない?
私は貧乳だ、まな板だ、胸が小さい、なんて悩んでいる方も多いです。
貧乳の方でもナイトブラを付けることでバストアップが期待できます。
ナイトブラを着用することでホルモンバランスなどの胸が大きくなる環境が整うからです。
貧乳でも比較的肉付きの良い方であれば、ナイトブラの着用を続けることでバストアップ効果が期待できるでしょう。
ガリガリの痩せ型の方は胸を大きくするための材料が足りない可能性があります。
つまり栄養不足です。
大豆など植物性のたんぱく質、肉や魚などの動物性のたんぱく質の他、乳製品などカルシウムを豊富に含むものなど、バランスよく摂取しましょう。
バストアップには脂肪分も欠かせません。
脂肪の材料となる脂質や糖質もとるようにしましょう。
糖質は撮り過ぎるのも問題ですが、完全に制限するのはおすすめできません。
ホルモンバランスを整えるには生活習慣も大切です。
夜更かしはやめて規則正しい生活を心がけましょう。
ナイトブラはきつくて苦しい?
ナイトブラは脇肉や背中の肉を寄せ集めてホールドするために、きつめで苦しいというイメージがあるかもしれません。
でも、ナイトブラを付けてきついと感じる場合は要注意です。
おそらくサイズが合っていません。
ナイトブラの着用感としてはきつ過ぎずゆる過ぎないリラックスできる状態でなければいけません。
そもそもナイトブラは着用していてもリラックスできるように、ノンワイヤーで締め付けが少なくなるように設計されています。
「胸がつぶれてしまう」
「吐き気がして寝苦しい、寝られない」
なんて場合は、完全にサイズが小さすぎています。
アンダーはピッタリでも、カップ選びを間違えてしまうと胸がつぶれてしまうことがあります。
この状態で着用を続けても逆効果になってしまいます。
吐き気がするほど苦しい場合は、すぐに使用をやめてください。
小さすぎるナイトブラの着用は血行を促進するどころか、逆に血の巡りを悪くしてしまいます。
血行が悪くなると様々な健康被害も出てきてしまいます。
サイズの合っていないナイトブラは効果がないどころか逆効果になってしまうこともあります。
なのでナイトブラのサイズ選びはとても重要です。
慎重にぴったりサイズのナイトブラを選びましょう。
ぴったりサイズのナイトブラを付けることで、バストの垂れが予防できるだけでなく、睡眠の質が向上するなど、いいことがたくさんあります。
ナイトブラは健康に悪い?
ブラジャーを一日中つけっぱなしにしてしまうと、何となく健康に悪いんじゃないかという不安が出てきますよね。
ナイトブラを着用して健康被害が出たというような方もいらっしゃるようですが、実際のところどうなのでしょうか。
きちんとサイズを合わせれば問題ありません。
健康被害にも様々あります。
「頭痛や肩こりに悩まされるようになった」
きつすぎるナイトブラを着用した場合、血行が悪くなり頭痛や肩こりを引き起こしてしまうことがあります。
きちんとサイズの合ったナイトブラを着用すれば、逆に血行が促進され、このような症状が出る可能性は少ないと考えられます。
「乳癌になった」
ブラジャーを付けることで乳がんになるかというと、それはありません。
American Association for Cancer Researchが発行するCancer Epidemiology, Biomarkers & Preventionという雑誌に、
Bra Wearing Not Associated with Breast Cancer Risk: A Population-Based Case–Control Study
Lu Chen, Kathleen E. Malone and Christopher I. Li
DOI: 10.1158/1055-9965.EPI-14-0414 Published October 2014
http://cebp.aacrjournals.org/content/23/10/2181
という学術論文が掲載されています。
この研究の中で、ブラジャーの着用時間、ブラを着用し始めた年齢、カップサイズ、ワイヤーの有無など、ブラの着用パターンと乳癌になるリスクには関連がないという結果が出ています。
きつすぎるナイトブラを着用した場合、リンパの流れや血流を妨げてしまう恐れがあります。
きちんとサイズの合っているナイトブラを着用した場合は、リンパの流れや血行を促進し、睡眠の質を向上させ、ホルモンバランスを整えてくれます。
ナイトブラを付け始めて健康にに支障が出た、という場合のほとんどがサイズの合わないものを着用していたことによるものです。
ぴったりとサイズの合ったものを着用した場合は、逆に健康にプラスに働く効果が期待できます。
ナイトブラのサイズは慎重に選びましょう。
ナイトブラはゆるくてずれる?
自分ではなかなか意識できませんが、寝ている間というのは意外なほどに体が動いています。
特にカップの小さい場合、寝ている間にナイトブラがずれてずり上がってしまうことも起こります。
それでも、ぴったりのサイズのものを着用すれば、ずれてしまうことは少ないです。
ズレてずり上がってしまうようなときは、アンダーサイズが会っていないことが多いです。
「胸が横に流れてしまう」
「ホールド感がない」
などの場合は、カップサイズが合っていません。
アンダーをしっかり合わせることで、寝ている間のずれやずり上がりは解消できます。
また、カップをしっかり合わせることで、胸の横流れもなくなりバストをしっかりホールドすることができます。
ナイトブラのサイズはきちんと合わせましょう。
ナイトブラは胸や背中が痛くなる?
ナイトブラを付け始めてから胸や背中が痛くなるといった声がけっこうあります。
実はこれ筋肉痛かもしれません。
ナイトブラの使用による筋肉痛はバストアップの前兆です。
ナイトブラを付けると、背筋が引っ張られて姿勢に意識が行くことで姿勢がよくなっていきます。
この時、今までさぼりがちだった姿勢を保つための筋肉が刺激されて使われるようになります。
これにより、大胸筋のあたりや背中が筋肉痛になることがあります。
筋肉痛なので2、3日遅くても1週間で治まります。
痛いのは嫌かもしれませんが、これ、悪いことばかりではないんです。
背筋が伸びて姿勢がよくなり、普段使っていなかった筋肉が使われるようになると、血行が促進され、睡眠の質が向上して女性ホルモンの分泌も促されホルモンバランスが整ってきます。
バスト周辺も温かい状態になり、バストアップに好適な環境が整います。
また、大胸筋はバストを支えてくれる土台となる筋肉。
ナイトブラの使用による筋肉痛はバストアップの前兆だと思って、さらに育乳に励みましょう。
ナイトブラで黒ずみができる?
ブラを着用し続けることで乳首との摩擦で黒ずみになるという心配もあります。
確かにブラと乳首は接しているため摩擦は起こってしまいます。
それでも、ナイトブラを着用した方がバストトップとの摩擦が少なく、黒ずみができにくいです。
ノーブラで寝る場合の方が肌着や布団との間により強い摩擦が起こります。
ホールド力の弱いブラやブラトップを付けて寝る場合も、カップの中でバストが動いてしまうため、ナイトブラよりも大きな摩擦が起きてしまいます。
おっぱいをしっかりとホールドしてくれるナイトブラの方が乳首との摩擦が少なく黒ずみができにくいと言えます。
ナイトブラはめんどくさい?
着用しなければいけませんから、ノーブラよりめんどくさいのは確かです。
ただ、将来のことを考えると、ナイトブラを付けずにバストが垂れたり型崩れしてしまった後に立て直そうとする方が面倒くさいはずです。
今は面倒臭いかもしれませんが、将来のために習慣化しましょう!
ナイトブラはめんどくさいと言っても、付ける手間に関しては普通にブラを付けるのと大して変わりません。
いつまでもハリのある胸を保っていくためにも、ナイトブラを習慣化してしまいましょう。
習慣化してしまえば、面倒くさいという意識も薄れていくでしょう。
ナイトブラを続けることで徐々に現れてくるバストアップ効果を確認するのも楽しいものです。